日々楽しく過ごしたい

舞台やイベントの備忘録的な何か。

舞台刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り

舞台刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語

を東京公演3公演、大阪公演2公演見てきました。その感想です。

2017年の舞台なので今さらだけど・・・。

 

元々刀ステは舞台に興味を持ち始めた時期に初演の配信があって、軽い気持ちで見たのが最初。その頃は刀剣乱舞のゲームもほぼ知らない。一応インストールをして最初はしていたけど、あまり興味を持てずに途中放置。知っている刀ステの刀も三日月と燭台切位だったかな。キャストさんも鈴木拡樹さんとハイステ初演のDVDでみた和田雅成さんくらいしか知らない状態。だから配信を見ているときも全体見て、三日月中心に見て、長谷部中心にみて、って感じだったけど、いつの間にか目が行くキャラクターがいてそれが小夜左文字でした。それでも当初はなんとなく小夜をみる感じだったけど、再演を見に行って、小夜の動きを生でみてやっぱり凄い!ってなって、義伝で完全に小夜を主軸で見るようになった感じかな。その頃はゲームも小夜を中心に再開してたし。

 

そんな私なので刀ステはコンテンツとしても好きだけど、中心にみるのは納谷くん演じる小夜なのです。そのお小夜が義伝で修行に旅立ってしまったから、正直次の刀ステは出演しないと思っていたんですよね・・・。だから1.2回観れればいいかな。位に思っていたら小夜出るんかいっ!となりましたよ。

そして、キャラが発表されたあとは音沙汰がさっぱりなく、始まる前はすごくヘイトをためてました。運営に対して。

全然日程は出さないわ、劇場は出さないわ、人間キャストもださないわ。早めに日程出してくれてさえいれば福岡公演も行く気だったけど、あれだけ間際に、しかも年末日程で出されると交通手段も仕事も調整しずらい。しかも東京の劇場がTDCで日程が3日しかなくて激戦予想しかない。初日の公演前に物販を買いに行ったら初日早々に売り切れる、物販列と入場待機列が入り乱れてさっぱりわからない。トレブロエリアと円盤予約エリアが混在していてさっぱりわからない。東京公演の物販は最悪でした。大阪は見てる限りでは普通だったかな。

けど公演が始まってみたら、そんなヘイトも吹っ飛ぶ感じでした。いや、実際は運営に対する不満がなくなったわけではないけど、脚本とかキャストさんに対しては大満足~。

 

ジョ伝自体が2幕構成で、1幕の破行する行軍と、2幕の黒田節親子盃がセットになっているけど、実際は小田原公演も含めた3幕構成なイメージ。小田原でのまんばちゃんの最後のセリフをジョ伝で回収するとは思ってなかったので最後は驚きでした。ジョ伝は、三日月顕現前の、まんばちゃん近侍で大敗したときの話。としか当初は思ってなかったので・・・。

でも1幕で大敗→小田原公演で伏線→2幕で1幕の謎回収。で話的にもすっきりして終われて良かったです。負けたまま終わっていたら次の話までが長いもんね。

 

そして色々個人的にじたばたしていたポイントが・・・。

1つめが1幕での名乗り順。山姥切→小夜→その後忘れた。たぶん骨喰→長谷部→同田貫→山伏? まんばちゃんの後に小夜ってことは、初期刀がまんばちゃんで初鍛刀が小夜ってことですよね。よわよわの本丸時代を一緒に過ごしているからこそ、義伝でのお小夜の思い悩んだ様子も余計気になったんじゃないかな。ってほほえましい気分になってた。

2つめが1幕の殺陣。みんなレベル低っ!ちゃんとレベル低い殺陣してる。って感じでじたばたしてました。ってか山姥切と小夜。そして長谷部。その他は実はあまりちゃんと見てないので2幕との差がわかってない・・・。山姥切の殺陣は義伝までの流れるような、あとクルクル回しがちな刀さばきがなくて一つ一つ切っているような感じの殺陣。2.3体続けて切るだけの技量はないんですよね~。そして小夜は代名詞の足技がほぼ封印でスピード感もいつもよりは無い。長谷部に至っては、それ刀じゃなくて木刀でも持ってんの?って感じの、切る。ってよりは棒で殴ってない??みたいな感じで。いや、そりゃやられるわな。って思っちゃったもん。それが2幕ではさすがの殺陣で迫力あった~。

3つめが極小夜の登場!!実は初日はサイドシートで舞台の奥は見えない席だったので、初登場シーンはさっぱりでした。登場のときも誰がどうなったかわからない状態で、客席に広がる静かな悲鳴。そんな中、極小夜の登場セリフが聞こえてきて、私も見たいよっ。とじたばたしてました。実際登場シーンを観れた時は、かすかに微笑んでる成長したお小夜をみて泣きそうに・・・。まんばちゃんの、「お帰り。小夜」の声も優しくて良かった。極小夜の殺陣シーンも初日はMAXスピードでガンガン動いていたけど、傘がそれについてこれずに左右に大きく揺れていたのがある意味印象的だった。半分傘が前に回ってきてますけど。みたいな。次に見たときは、そこまで傘が動かなかったので、傘の固定がしっかりしたのか、納谷くんが動きを少し変えたのか。ま、私にはさっぱりわからんけどさ。

そして最後に2幕でパズルのピースがどんどんハマっていく感が爽快ですごくみていてテンション上がった。長政の登場シーンとか山姥切・山伏と長谷部・小夜・骨喰の遭遇シーンとか小屋のシーンとかその他諸々。とくに小屋のシーンは序の方で、小屋のドアの隙間あたりから黄色いものが見えていて、後ろのスタッフがみえちゃっているよ・・・。と思ったのに、如の方で博多の髪の毛だっ!ってわかった時のすっきり感といったらなかった。その時は窓からのぞいているのはよくわかってなかったから。

ちなみに3バルサイドシートだと小屋の後ろがよく見えるので、序で博多くんが後ろでうろちょろしているのも見えるし、如だとみんなが小屋にはいってそのまま奥に抜けて行き、小夜だけが窓際で演技をしているのもよく見える。まぁ面白いといえば面白かった。山姥切と山伏の動きは大変そうでした。

あと、最後の真剣必殺のシーン。ん?小夜と山姥切は真剣必殺じゃないか。あの大量の紙吹雪のなかの、大音量のチャチャチャ。完全に癖になる系で中毒性があった。紙吹雪の量は大阪公演で少し少なくなっていた気がするけど気のせいかな。ずっと大量の紙吹雪だったので最後の方が舞台上にもすごくたまって、殺陣をしたり歩いたりするとそれが舞ってすごかった。あの迫力と音響は舞台でしか味わえなかったなぁ。ライビュだとあの体中に響く感じは再現できなくて残念。

そんなこんなで脚本的にも殺陣的にも最後の爽快感がすごくてすっきりした気持ちで見終えることができて大満足でした。義伝のしっとりする感じも好きだったけど、ジョ伝の爽快感も捨てがたい。何にしろ楽しかった~。

 

そんなこんなの刀ステ感想でした。流石に次の刀ステはお小夜はでないかな。と思っているのでのんびり参戦できたらいいなぁ。ってか運営は少しは改善しているといいけど、期待薄かな・・・。