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舞台やイベントの備忘録的な何か。

Patch Stage vol.11「JOURNEY-浪花忍法帖-」

Patch Stage vol.11「JOURNEY-浪花忍法帖-」

を東京公演、虹3公演、霧2公演見てきました。

納谷くんの所属。ってことで劇団Patchをしり、納谷くんの初座長公演だから見なきゃ!
役替わりだから虹だけじゃなく霧公演も見てみたい。ってことでチケットを取ったジャー忍。
普段は舞台観てテンション上がってTwitterに呟いて終わるんだけど、今回のジャー忍が円盤化がいつなのかさっぱり予定が立ってなさそうなので、自分的備忘録として残そうかな。って感じです。
今まで2.5系舞台がほとんどだったので、円盤化されるのが普通だと思っていました。
円盤化されるのって幸せなことなのね。と実感。

 

以下勝手なる感想及び備忘録です。
Patchを知って日も浅く、メンバーの人間関係とかも把握してなかったりします。
納谷くんの舞台は刀ステ再演・義伝・薄ミュ、煉獄を観劇。
松井くんの舞台はホストちゃん、黒ステ、キャプテン翼を観劇。
藤戸くんもホストちゃん出ていたから見たはずだけどあまり覚えてない。
他のメンバーは全く舞台では見たことがなく、Patchイベントで初めて全員をみた程度の新規。

 

ジャー忍すごくよかったです。
虹霧の2バージョンってどんな感じになるんだろ?
キャスト入れ替わりとかの舞台を見たことがなかったので全く想像ついてなかった。
別の役者さんが演じても同じ話なんだから、同じような感じなんじゃないの?と思っていたけど全然印象も違ってよかったです。
一応5公演見たのだけれど、それぞれ2公演と3公演って感じなので物足りない感が強い。


納谷健(恵比三・弁才)
私がジャー忍のチケットを取った目的の役者さん。
いずれ座長とかもしてくれるかも?と思っていたけど、Patchでするとは想像もしておらず本当に?って気分が強かった。
正直、まだまだ納谷くんが中心に立つ姿を想像できてなくて、3番手、4番手のイメージしかついてなかったので虹バージョンを見るのが怖くもあった。
でもちゃんと中心で虹バージョンらしさを作り上げていてよかった。

納谷恵比三は若さゆえの傲慢忍者に見えた。若くて強いからこそ、怖いもの知らずで自分が正しい!って思っている感じの。
禄郎との絡みをみてもちょっとだけ先輩のほぼ年齢差なさそうなイメージ。だから相関図で師弟関係って書かれていて、ん?ってなってた。兄弟弟子の方がしっくりくる。
殺陣はさすがでした。やっぱり勇歩くんとの殺陣はスピード、キレも抜群で目を奪われる。
納谷恵比三の観劇は1.2.4列と基本的にはすごくうれしい列だったんだけど、1列目は怖すぎた。やばい、あたる。死ぬ。って感じになるのと、殺陣がアップすぎて全体像がみれなかったのが少し残念。


そして印象に残っている場面が二つあって、一つは死んだ・・・とされる禄郎を負ぶっていく場面。
あの場面で恵比三が「お前がでかいんじゃ・・・」って言って禄郎を負ぶいながら引きずっていく場面で客席からは少し笑いがおきるんだけど、私はすごく泣いてた。
禄郎登場シーンで身長を弄られる場面があるから、そこからの派生で笑いが起きるのは仕方ないかもしれないけど、私には、いつものように言えば禄郎が起きてくるんじゃないか。からかうんじゃないか。って思いたくて、死んだことを信じたくなくて言っているように思えて仕方なかったからすごく泣けていた。
あともう一つは布丁の死んだ場面で、恵比三が布丁の亡骸を触っている場面。死んだことが信じられなくて亡骸を揺さぶっているように思えた。あの場面で余計にこの恵比三は若いんだろうなぁ。と思わされた。
「俺はずっと笑っとったで」って怒りながら、死んだことを信じたくない憤りをぶつけながら言っている気がした。道中もそこまで笑っている印象がなかった納谷恵比三が、最後の最後まで行くと帰り道で笑っていて、若さゆえの傲慢忍者だった恵比三が少し成長して浪花に帰るんだな。って思えてよかった。

 

虹バージョンの千秋楽の時に最後も座長として挨拶をして、本日の#タグの時に、勇歩くんに、「でっかい虹やった」って言われて涙ぐんでた姿を忘れられない。
インタビュー?とかでも座長のプレッシャーはない。役者として経験していくこと。的なニュアンス(←うろ覚え)の事を言っていた納谷くんだけど、まったくプレッシャーがないわけではなかったはずだと思う。
私の中でイメージしている納谷くんって、プライドが高いというか、役者としての自分に誇りをもっていて、役にも誠実に向き合おう。としている印象。
だから舞台のカテコで泣くとかは嫌だと思ってそうな。お客さんにはそんな姿は極力見せたくない。と思っていそうなイメージなんだよね。
だからこそ、座長としてもやりきる。って決めて頑張っていたんだと思う。そんな頑張りを周りは見ていて、勇歩くんに、でっかい虹やった。って言われて頭ポンポンされた時は、さすがにこみ上げるものがあったんだろうなぁ。と思った。
でもその後にはみんなで笑って終わって、本当に泣いた後にはでっかい虹がかかったよ!って思った。
勇歩くんとは当然座長としての経験もみんなとの関係性も違うけどちゃんと座長だったと思う。
イメージ的には、納谷くんが中心に立って、一期生が見守りつつ支えている感じ。四期生もフォローしながら支えている感じでした。

 

納谷弁才も若さを感じた。
正直クールな感じの弁才を想像していただけに、意外だったかな。
若くて熱くて感情を隠せなくて・・・。松井恵比三に向かっていくシーンの殺陣が特に好き。
恵比三と弁才の殺陣って弁才が突っ込んでいって恵比三が受けて。って感じなので、納谷くんが突っ込んで行くほうがイケイケな感じの殺陣になっている気がして好きな感じ。
足技との組み合わせもさすがで勇歩くんも足技いけるので忍者感つよい殺陣ですごく好きだった。
まぁ殺陣の全体像が見えたのが霧バージョンだけだったせいもあるのかもしれないけど。(霧バージョンは1列と11列で11列だと殺陣がよく見えた。)
あと、「お前がやったと言え」と言いながら恵比三に突っ込んでいく場面の感情の揺らぎ方が好き。
最初は恵比三に会った頃は当然恵比三がが本当にやったと思っているんだろうけど、徐々に恵比三の事を見ていると、そうではないかも?と思い始めて感情が揺らいでいくのがわかるのがよかった。
個人的には、お前がやったと言え。の場面ではまだ6.7割は恵比三がやったと思っている感じ。
熱くて一直線な若い納谷弁才だと最初のほうは頭に血が上って感情に振り回されていて恵比三を恨んでいるけど、ある意味単純だから恵比三の事を理解できたら納得するのも早いんだろうな。


松井勇歩(恵比三・弁才)

松井恵比三。
さすがとしか言えない勇歩くんらしい恵比三だった。ってかいつもの松井勇歩なんじゃないか。って思った。おおきにラジオの勇歩くんそのままじゃない?w

勇歩くんはPatchの太陽です!!
霧の松井恵比三は、明るくて傲慢忍者。って言われていてもちゃんと周りを見ている。って感じに思えた。本当は傲慢じゃないよ。って思える。
挑発的で好戦的な納谷弁才を松井恵比三は余裕ある感じで殺陣でも受けている感じなのもよかった。
別に大人で余裕があるわけではなくて、やんちゃで何でも起きたことを楽しんじゃうような感じ。だから命狙われていてもそれその状況を楽しんじゃっている。


だから本当に松井恵比三は道中笑っているイメージ。
だからこそ、最後の毘沙丸との「笑えよ・・・」って泣き笑いでいう場面ではすごく泣けた。
納谷恵比三では怒りながら言っている印象のセリフを松井恵比三では泣きながら言っている印象。
両バージョンとも基本感情は笑いじゃなくてそれぞれ怒りと泣きな感じだから受ける印象がすごく違った。

勇歩くんが、「俺一人じゃ、なぁ~んもできへん旅やったなな。」っていう場面は、Patchとしての、ジャー忍の公演をだぶらせて聞いてしまうし、「ほな帰ろか。浪花に。」って言われるとPatchに重なってしまう。
このあたりはずっと泣き笑い状態で聞いていた。客演で東京の舞台にもいろいろ出ている勇歩くんだけど、ホームはPatchなんだろうなぁ。って思えた。
霧バージョンの座長は勇歩くんなんだけど、イメージ的には、一期生みんなで肩を組んでいて、その中心に勇歩くんが座長としているイメージ。
四期生はそこについて行って自分なりの色を好きに出させてもらっている印象かな。

 

松井弁才
クールぶっていて、胸に秘めたものがある感じのキャラでイケボ。
恵比三のときは地声っぽかったけど、弁才の時は全然違ってイケボ。戦隊もののブルーですね。って思いながら見てた。昔からこの手のキャラに弱い。
クールな松井弁才は冷静さもあるから、早めの段階で思っていた恵比三と実像との違いに気づいてそう。
だから、「お前がやったと言え!」のところが、本当は恵比三はやってないのでは?と少しずつ思いつつ、今さらやってない。と言われると、今までの自分の思いや行動はどうなる・・・。的なことを思って、お前がやったと言え!につながっている感じがした。

納谷弁才が6.7割はまだ恵比三がやったと思っているところ、松井弁才は3割程度しか恵比三がやったとは思ってなさそう。認められないけどね。

 

星璃(毘沙丸・布丁)

星璃毘沙丸が好きすぎ!ビジュアルがドンピシャで好きすぎる。ガタイの良さとあの髪型に一目ぼれ。
そのうえあの殺陣は何ですか!!って感じでずっと目で追っていた。勇歩くんとの殺陣もすごかった。
星璃毘沙丸の印象は、こいつも熱そう。感情の振れ幅もありそうだよね。
そんな星璃毘沙丸が浪花忍法帖の中身をみた後の、「くだらん・・・」って、やるせない感じでいう一言がぐっと胸に来た。
松井恵比三の、笑えよ・・・からの星璃毘沙丸で涙腺崩壊ですよ。
星璃布丁は優しさ溢れていた。保護者的。
最後に浪花忍法帖の中身をみて、笑ってから息絶えるシーンが本当に泣くんだよね。
星璃くんの毘沙丸と布丁の演じ方が好みすぎた。

 

三好大貴(毘沙丸・布丁)

三好毘沙丸が一番悪役っぽかった。納谷恵比三の若さの感じとは対照的で見かけの凸凹感とも相まってお前ら本当に兄弟?みたいな。若くて熱い納谷恵比三と違って一番冷静さも感じたし。
環境によって人は形作られるから、凸凹も感情面も恵比三との対比が大きくて印象的だったけどね。
三好布丁は保護者というよりは師匠って感じ。
でも三好くんので一番好きだったのは閻魔さま。それもどうなんだ・・・w
星璃くんの毘沙丸と布丁が好みドンピシャすぎたのでつい比較してしまって・・・

 

藤戸佑飛(寿)
くノ一を演じていてかわいかった。
ビジュアルとかはとくには何も思わなかったけど、演じている姿でかわいく見えて、役者さんってすごい。
声もきれいに聞こえてたから安心してみてられた。
殺陣が扇つかっていたので刀系の殺陣するとどうなんだろ?って気になってしまう。

 

田中亨(達磨)
かわいかった。
キャラ的にだと思うけど、セリフの抑揚を余りつけてない感じで、若干棒読み調。
それが素なのか達磨としてなのかの微妙なラインが見極められなくて気になる~。
殺陣は一番初心者なのかな。一つ一つ丁寧にしていて、合わせている感が抜けてないかなぁ。
若干カウントを取っている感じがする。でも全然魅せれている殺陣だったと思う。
どうしても納谷くんとか星璃くん・勇歩くんの殺陣と比較しちゃうけどさ・・・。

 

尾形大悟(禄郎)
いいキャラだよね。禄郎。
何も考えずに禄郎として見てた。それってすごいことだと思う。
まぁ尾形くんを舞台で見るのが初めてなので、あの禄郎キャラがそのまま尾形くんキャラだという可能性も捨てきれないのだけど・・・。
殺陣も手足が長いからこその迫力ある殺陣だった気がする。

 

吉本考志(大角)
東京公演しかみてないので、声どうした!?の印象しかない。


全体として
ジャー忍で初めてPatch公演をみてPatch箱推し気味になり、個人では前々からの納谷くんに加えて星璃くんに落ちそうなジャー忍でした。
毘沙丸でも布丁でも最後の場面の演じ方がすごく好き!
虹と霧の2バージョンであれほど印象が変わるとは思ってなくてもっと見たかった。
全部で5公演見れる。と思っていたけど、見終わったあとは、虹3公演と霧2公演しか見れなかった。ってなった。

両バージョンとも好きなんだけど、劇団Patchを知らない人にどっちかだけおすすめするなら私は霧バージョンかなぁ。
ストーリーは同じなんだけど、キャスト違うだけですごく違うので両方見てほしいけどね。
ひとまず私は購入可能な範囲のパチステDVDを買って、順番に見る!!
・・・次のパチステも早く決まってほしいなぁ。